札幌オーディオ同好会 第68回例会

7/20 らんぷうぇい

今回はK氏の富士通 エクリプス TD512。
タイムドメイン理論に基づき作られた、フルレンジユニット1本を特殊な円形筐体に仕込んだスピーカー。
この理論、私では理解しきれないのですが、スピーカーユニットの正面から出る音以外は、時間がずれた良くない音なので
それを如何に押えるかに注力したことらしい。
そのために、
・ネットワークが入らないフルレンジ1発。
・『正確にコーン紙を動かすためには基準静止点となる磁気回路が動いてはなり
ません。従来方式では磁気回路はフレームを介してスピーカーボックスのパネル
に固定されております。しかしボックスやフレームは常に振動していますので静
止点とは言えません。それを基準とするコーン紙からの音はピュアーではありま
せん。』ということで、ユニット後部に仮想グランドを設置。
・箱の固有振動が少ない円筒形や球形エンクロジャー。  等を採用したらしい。

vol8-img1

期待が膨らむ中、音出し。
重低音は望めないが、しっかりした低域、高域も不足感なし。
小口径(12cm)でもこの会場で大音量で鳴らしきる・・・
でも小口径フルレンジユーザーの私としてはこの程度鳴るのは当たり前。
植木DAC、植木プリ、クラウンD75改を通している割に、音の分離が悪い。
フルレンジならではの定位の良さが感じられない・・・
ケプラー繊維振動板の重さのせい?
低音がもたついているのではと、後部のバスレフ穴にタオルを(雑巾ではありません・・)貼り付けたり・・
37410885_1619719048153769_7804357126209404928_n

ここで植木氏の新作パワーアンプ(ツインモノラル構成、片チャンネル100W)が登場。
ようやくボーカルとギターがくっきりして、音楽に躍動感が出る。
そしてまたしても登場、レイオーディオの信号ケーブル。
アンプ替えた以上とも思える変化が、すべての情報がはっきりとする。
こうなると、なかなか良いスピーカーかと・・・
以後は音楽を愉しめる状態になったのですが、これはめんどくさいスピーカーですね。
ここまでの機器を繋がないとまともに鳴らないし・・・
セッテイングでも場所取るし(30cmウーハーのスピーカーとそう変わらん。)
それにタイムドメイン方式の良さがわからない・・
ただの鳴りっぷりのいいフルレンジシステム?
(自宅に戻り、愛用のフォステクスFE103スパイラルホーンを聴いたけど、全く
聴き劣りしないというか、こっちの方が・・)37565482_1619719244820416_3486714507420499968_n

37421194_1619719128153761_3337444400811737088_n

今回他に、T氏のダイトーボイスの8cmフルレンジのかわいいスピーカーが登場。
当然重低音は望むべくも無いが、ボーカルとギターは乾いた、ぱ~んと張りのある音。吸音材の入らない薄手の箱も一助になっているのか?
ベッドサイド向きでしょうか・・
小口径フルレンジは侮れない!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>