長崎出張の合間に、西海市に音浴博物館というのがあることを知り、長崎から20数Kmというので、ちょっと寄り道感覚で向った。
ところがとんでもない山道で1時間かかり、人家が全く無いこんな所にほんとにあるのか?と不安になりかけた頃にようやく着く。
学校の跡地に建てられた、オーディオ&骨董品の博物館。
一見、廃校建物に見えるが、建物は建て直したもの。
市の建物で個人のコレクションを市の委託で公開している形?
コレクションの持ち主は亡くなり奥様が館長とのこと。
館長不在時は、有志が案内役をしている。
とにかく何でも集める癖の人だったらしく
アイロン、和文タイプ、ガリ版、機械式計算機など昭和の日用品もどっさり。
子供のころはガリ版刷りが当たり前だったし、和文タイプは仕事で使ったことがあるけど、もう博物館ものなのね。
SPレコード1万枚、LPレコードはそれ以上?
それを自由に棚から出してかけ放題、聴き放題!
国内盤が多く、ジャズ、ロック、クラシック、歌謡曲などすべてのジャンルに及ぶ。
SP再生機は、恵庭にあったような名品とまではいかず、国産の電蓄型が多い。
(蠟管のシステムもありました。)
LP用機器はレコードカートリッジはシュアータイプⅢ、マッキンのセパレートアンプ、スピーカーはJBL4345、テクニクスSB7000、ビクターS777、ダイヤトーン、ソニー等を切替え装置で鳴らす。
結線されていないが、タンノイ、ALTECも並んでいる。
ビクターS777がなかなか良い鳴りっぷり。
滞在1時間ではほんのさわり程度しか楽しめなかった。
何時間でもいたい、ジジイの楽園!