10/19 らんぷうぇい
今回は、船木氏のシステムとカートリッジの試聴。
船木システムは、
プレーヤー:モーター DENON DP-80、アーム SME1012R
プリアンプ:自作 プリアンプ
フォノ・イコライザー・アンプ:自作 MC/MM 対応
パワー・アンプ:自作 出力段MOSFET 45W+45W
スピーカー::B&W CM1 専用スタンドあり
プレーヤーは就職して直ぐに購入し、もう30年以上愛用されている。
回り道したまま、袋小路に入ってしまい、中途半端なオーディオにとどまってしまう方が多い中で、最初から一番いいモノを入手するというのは、一番賢いやり方ですね。
船木システムの音は、すっきりしてどんなジャンルでもいけるところでしょうか。
オーケストラから昭和歌謡まで、機器の音に捕らわれずに自然にレコードをかけまくりたくなる。
面白味が無いと思ってたB&Wも、好きになってきたような・・・
カートリッジの効き比べ
船木様提供 DENON DL-103, DL103R、 Shure V15-TypeIII, V15-TypeVI
山田様提供 オーディオ・テクニカ AT-120E/G、 EMPIER 4000 D/I、ortofon FF15X Mk2、他
塩崎氏提供 オルトフォン 古いタイプのMC(型番失念・・)
櫻田提供 シュアー ホワイトラベル(DJ用)
DL103 安定して、バランスも良く、過不足を感じない日本のスタンダード。
V15-TypeVI 針はJICOになっているが、MM最高峰は変わらず。
(個人的にV15-TypeIIIより現代的で好き。)
ホワイトラベル TypeVIのあとでは全く良いところなし。
(自宅ではテクニカよりいい音)
オルトフォンMC 10年振りの音出しとは思えない、弦の艶が出る。
バスドラはいまいちなんだけど、それを感じさせない鳴り方。
AT-120E/G 色気は無いが、情報をちゃんと拾いかっちりりした音。
(私テクニカ贔屓)
4000D/I 当時値引き率が高くて誰もが手にした真鍮ボディ。
古いけどいい意味で普通。アコギの弦の艶は、やっぱアメリカン。
FF15X 音像が中央にお結び型に定位。広がりなし、と言ってモノラルでもな
い。なんだこれ?不思議なまとまり。
TypeIII ジャズは良いんだけど、モノによってはシャカシャカ感が。
オールマイティでは無かったのね。
他にノーブランド(針はナガオカ) まあ鳴ります・・・
印象に残ったのはTypeVIとオルトフォンMC。
ただオルトフォンはマッキントッシュ等と共通する”おやじたらし”的要素を感じる。
ビンテージ系名機の持つ”ドヤ感””老舗のいやらしさ”とでも言いましょうか・・ワカッテモラエルカナ?
電線地獄(?)から解放され、ようやくおらでも分かり易いカートリッジに。
おらにしてみれば”電線”は「塩」、カートリッジは「だし」で音源との相性なども判別しやすく楽しめた。
この話を職場の同僚に話したら、「はあ~電線の効き比べ??はあ~レコードの針の効き比べ??」と言われた。
「電線」はさすがに”超変態”だと日頃苦言を申し上げてきたが、
「レコードの針」も一般社会では十分”変態”さん扱いであることを知った・・・
トホホ。