JAZZCAFE TOSSY

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先日恵み野の閑静な住宅街にあるジャズカフェTOSSYを訪ねた。
靴を脱いで入店、明るいウッディな内装の奥にでかいスピーカーが鎮座。
アンプとスピーカーはマッキントッシュ!!
(興奮して聞き惚れてしまい型番や詳細な写真は失念。)
ドーム型のツィーターとミッドレンジユニットがずらーっと並ぶ大型スピーカーから
どんなジャンルもこなして音楽を楽しめる、骨太で刺激の少ない音が。
う~ん、これがマッキンサウンドなのか・・・

大型システムを聴いた体験と言っても、ALTEC、JBLがほとんどというかそれ以外は
B&W、オンケン、アバンギャルドくらいで、ホーン型が中心だったのでこのマッキンはとても新鮮に聴こえる。
ホーンのように音が押し寄せてこない、と言って音場型のようにふわっと留まるわけでもなく丁度よく音が届く感じで長時間聴いても疲れない(と思う)。

普通のジャズは当然ちゃんと鳴らすであろうと思い、
キップ・ハランハン、ロジャー・ターナー、シャバカ・ハッチングス等
の相当メリハリの効いた盤を持込む。
打楽器のキレや電子音の振幅も難なくこなす。
評価なんか忘れて、音楽そのものにのめり込む。(これが”良いオーディオ”の証!)
ここでは絶対かからないであろうケンドリック・ラマー「トゥ・ピンプ・ア・バタフライ」が手の混んだ音造りをしていることを発見できました。
まあ、7~800万円のシステムですから・・・

そんな高価なシステムで好きなように持込み音源掛けさせてくれたマスター
ありがとうございました。
コーヒーも美味しかった!

札幌オーディオ同好会 第71回例会

10/27 恵庭
ホテルのレストランフロアがオーディオ部屋と化しているオヤジの楽園。
JBLの大型モニター4345、アルテックA5がデ~ンと構えて目立つがよく見ると蓄音機の名機の数々、アルテックの銀箱やジョーダンワッツフラゴンもしかしてウェスタンの755も埋もれている、まさにオーディオの宝箱やぁ~。
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で、今回は
①JBL4345を植木製DAC、アンプで調教。
私がプリアンプを忘れた為、会場にあったパッシブプリ(電源なし、トランスにより音量調整するもの、メーカー名失念・・)を繋いで始まるがJBLホーンの鮮やかさが無い・・
パワーアンプ直結にするとらしさが。パッシブプリ即却下!

中高音の元気はとり戻したが、低音が重ったるい。
量的には充分なんだろうが打楽器の快楽が無い。
このくそ重いウーハーの本領を発揮させるためには巨大パワーアンプで爆音出すしかないのか?
ときどきJBLの大型システムを小音量で鳴らしている店があるが意味あるのかなあ・・
アンプのパワーと制動能力の関係はよくわからないけど、ちゃんと鳴ってるJBL大型モニターは少ないだろうなあ・・
ロックをガシガシ鳴らせばいんだろなあ・・
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②アルテックA5でカスタムフォノイコライザーの比較試聴。
やっぱアコースティックジャズはA5ですね。
マーティ・ペイチの「踊り子」かけると、音の抜けが気持ちいい~

F氏製、福澤師匠製、CDと比較する。
まずアナログ盤とCDとの比較だけど、今回は差を感じませんでした。(あくまで私見)
元々の録音が良くて、状態の良いオリジナル盤、良いカートリッジ等条件が揃えばアナログ盤の方が良いに決まってますが、ミックスの良いCDをある程度のシステムで鳴らせばCDだってまんざらではありません。
状態の悪いアナログ盤(傷、スクラッチノイズ、歪み、偏芯)を山ほど聴いてきた私にとってアナログ盤、そんなにありがたくないです。

F氏製は、アナログだから、”円やか暖かい”等という寝惚けた思い込みを一蹴するようなカッチリ切れの良い音。
福澤師匠製は刺激の少ないバランスの取れた音。
参加者の過半は師匠製に軍配を上げたが、私はある意味CDよりも鮮烈な(シンバルがバシッときたので)F氏製を好む。
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セッティングや機器により音が様変わりすることを何年も目の当たりにしてきたけれど、
結局JBLはJBLだし、ALTECはALTEC。
変わったところで、調味料の領域・・・
オーディオはあくまで音楽を楽しむ道具という立場からは
音源に合ったシステムを選ぶことが、音楽を楽しむ近道のような気がしてる。
システムのために音源を選ぶような愚は避けたい。(あくまで個人の意見)