札幌オーディオ同好会 第65回例会

4/20 らんぷうぇい

今回は

1 T氏のスピーカー エレクトロボイスZX1-90B
スペックは
周波数特性(-3dB)60Hz – 20kHz
出力音圧レベル(SPL)1W/1m 94dB
指向性(水平×垂直)90°×60°
長時間連続許容入力 200W
ピーク許容入力 800W
低域ユニット 8 インチ(20cm)ウーファー EV8L
高域ユニット 1インチ(2.5cm)ダイヤフラム DH2005
クロスオーバー周波数 1.7 kHz
公称インピーダンス 8 Ω
入力コネクタ Neutrik NL4×2
材質・仕上げ 高密度ポリマー樹脂成型
グリルスチール、亜鉛メッキ、パウダーコート、クロス内張り
寸法(H×W×D / mm)457×282×264
本体重量 8.4kg

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PA用スピーカーは音の抜けが良く、頑丈(ウーハーのエッジはウレタンでは無いし。)でガンガン鳴らせる。
樹脂成形で理想的な箱形状なのか、低音もファット!
(爆音だと箱がビリついていたが、これも元気な音の一部か・・)
けっして繊細ではないが、しっかりした音で、細かいこと気にぜずに
楽曲を楽しめた。
これが1本3万2千円で買えるのか。
この値段でこれ以上のモノがあるのか?
これ以上望むのなら、何を買えば良いのか?
ひとつの基準になるのかもしれない。

2 植木スピーカーの新ツィーター フォステクスFT96H

インピーダンス 8Ω
再生周波数帯域 4kHz〜33kHz
出力音圧レベル 100dB/W(1m)
入力 50W(Mus.)
マグネット重量 34g(ALNICO)
総重量600g
推奨クロスオーバー周波数 8kHz以上
カットオフ周波数 3.9kHz
アルニコ磁石のホーン型。
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ハイルドライバーからの換装だが、こちらの方がレンジが拡がり品が良いみたい。
こちらの勝ちかな・・
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私の持ち込み音源、大瀧詠一作品集Vol.3 「夢で逢えたら」をかける。
この4枚組CDは
「大瀧詠一が生んだ永遠のスタンダードナンバー「夢で逢えたら」。この1楽曲だけにスポットを当てて レコード会社、レーベルの壁を取り払い、古今東西に存在するオリジナル及びカヴァー作品の完全収録を試みた前代未聞のコンピレーションアルバム、全86曲。」というもの。
迷ったけど買っちまった・・・
松崎しげるのトラックかけたら歌謡曲然とした古い録音は上手く鳴らない。
ソフトが貧弱だと却下された。
確かにそうだけど、ここが不満。
高音質盤しかうまく鳴らないというのは、ダメでしょう。
我が家ではそこそこ楽しめるもん、何故ソフトを選ぶ?

それならキップ・ハンラハンの新作「クレッセント・ムーン」
つぶやき声が生々しい。

エレクトロボイスZX1-90Bに替える。
バランスの良さはメーカー製に敵わない。
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3 レイ・オーディオ製スピーカーケーブル
関井師がスタジオで使っているレイ・オーディオ製スピーカーケーブル。
太い!メーター1万円!(高額だけどオーディオ界では普通・・)

アンプ替えたんかい?と言う程、変わりました。
ソフトに入ってる情報があまねく聴こえる。
メリハリも効いていて、うるさい位で好みが分かれる音。
私や爆音大魔王S氏は支持!
この音聞くと、他が眠たく聞こえます・・

高性能でアンプやDACに違いを聞き分けることができる植木スピーカー。
レベルは高いけど、メーカー製と比べると何かが・・・

札幌オーディオ同好会 第64回例会

3/23 らんぷうぇい

今回は
  植木製新作パワーアンプの改良版とかだったらしい・・

私は欠席したので、レポートのしようが有りません・・・
後日、植木氏からこんなエピソードを聞きました。

ブルーノートの某作品をかけたところ、中域に音が集まりお団子状態で会員諸氏から不満が。
(私がいたら、ブルーノートなんてこんな音でしょうと片付けたかも・・
あれはヴァン・ゲルダーの音ではなくアルフレッド・ライオンの音ですからね。
ヴァン・ゲルダーって言われるままにどんな音にでも録ってしまう人だったと思います。
ブルーノートとインパルスとCTIですぜ・・・閑話休題。)

何がおかしいのか、全員で犬がニオイを嗅ぎまわるように究明したが、機器はいつもどおり・・
ようやくたどり着いたのが、スコーカーの結線に使っていたバナナプラグ。
前回と違うのはこの一点のみ!
外して聴き直したら、あら不思議!広がりのある音に!
見せてもらいましたが、そんな悪さするようなモノには見えません。
怖いですねぇオーディオって、いやらしいですねぇそんな違いを聞き分ける人達って。

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ジャンクの箱にフルレンジスピーカーぶち込んで鳴れば嬉しかった発足期が懐かしいです。
メカ音痴の私でもあの頃から参加していたからこそ、今もついていけているのかな?
今やハイエンド機器を越えるレベルでの些細な聞き分けは神経を使うというかメンド臭くて疲れる・・・

そうでもないか・・
レベルアップしているとはいえ、要するに”音楽”を楽しめているかどうかですから・・
どれだけ凄いDACやアンプがあっても結局スピーカーというほとんど進歩していない機材に規定されてしまうのですから。

オーディオを頂のある山に例えていたことが間違いだったのですね。
野原?大海原?それとも砂漠を幻影を求めてさまよい歩くのがオーディオなのかも。