札幌オーディオ同好会 第56回例会

8/25 らんぷうぇい
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今回は微細な聞き分け・・・・
植木氏製のDAC3台の比較試聴。
①標準機
②抵抗等素材を吟味した改良機
③筐体を頑丈なものにし、トロイダルトランス3個ぶっこんで、素材、配線の取り回し、ノイズ対策した新作
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体調悪いせいもあり私程度にはどれも似たように聞こえるのですが、
違うと言えば多少違う・・・?

①を従来の標準サウンドとすると、
②は品位が上がってすっきりした感じ。
③は情報量が多く、音源ソフトの正体を暴いてしまう感じ。

プロ的な耳の持ち主には③が機械として優れているらしいが、
私個人は②の音楽的まとまりの良さを好む。

情報量ねえ~
安い機器では聞こえなかった音が、高性能機器で聞こえてくるというのはオーディオの醍醐味のひとつですけど、”音楽を聴くこと”にホントに必要なことなんでしょうかねえ?
弦を擦る音、ピアノの鍵盤に爪が当たる音、奏者のうめき声や鼻息、呼吸音・・・
そんなもん聞こえなくたって、むしろ聞こえない方がいいような・・
自宅で録音の音質に捉われずに作品の音楽的評価(偉そう・・良し悪しがわからなくなった時に聞くことが多いです。)をするときはサブシステムの10cmスピーカー(フォステクスFE103)を聴くことにしています。
メインシステムだと大した演奏でなくても音質にごまかされたり、録音の粗が聞こえてしまったりするので・・
オーディオマニアに評価される録音の良い盤はだいたい内容が”ソウデモネェ”ことが多いしウッドベースからあんな重ったるい低音出るわけないし・・(オーディオマニアに喧嘩売ってるのか?)
多少音悪くても、”中身のある音楽”を私は選びたい。
機器の”微細な部分”にこだわらなくなるのならオーディオを止めた方がいいのか?
いやそうじゃない、いろいろ試行錯誤した結果、”ほどほどオーディオ”(日本の一般的な住宅で音楽を楽しめる)の境地にたどり着いたのですね。
個々のオーディオの探求ポイント、”爆音””ブランドもの””ビンテージ”等などの中で私は”ほどほど”を追い求めているのか・・・
会場では技術者どうしのバランス接続や電位について論戦が繰り広げられているなか、私はこんなことを考えていたのです。
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次回は9月22日。

札幌オーディオ同好会 第55回例会

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今回はパワーアンプの比較試聴。
クラウンD45改と植木氏製金田アンプ。

すっきり繊細でソースの粗も目立たせる金田アンプ、
もっちりマイルドでどんなソースも聴かせるクラウンといったところでしょうか。

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珍しく妙齢のご婦人お二人が参加。
中島みゆきのファンで、持ち込み音源をかけてという。
これが曲者。
私も中島みゆきの楽曲は好きなんですが録音がいまひとつ。典型的な歌謡曲的音質。
アナログ時代の録音はまだましですが、最近のデジタル録音はボーカルだけが聞こえれば良いという造りみたい。
音楽的内容は別として、この音質では、当会でかけるわけには・・・
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でも優しいセッティングの鬼達(写真のお二人)が、スピーカーのユニット位置をずらしたりして位相等を調整したら、何とか聞けるレベルに持っていった。
経験値からくる執念、確信なんでしょうか・・・
めんどくさがりの私はいつも脱帽・・・

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今回は各テーブルで話が盛上がっている様子で、会として運営はぐずぐず、バラバラに見える局面もあったけどこれはこれでいい感じでしたね。
参加者相互のコミュニケーションが増してきた証拠?

次回は8/25。