3月24日 らんぷうぇい
今回は植木氏製のプリアンプ1号機と2号機の比較。
2号機は私(櫻田)のモノになる予定なので、私のメインスピーカー ADAM F7につないで鳴らしてみることに。
なのでパワーアンプはF7の内臓アンプ(7インチウーハー用60W、ハイルドライバー用40Wの2ウェイマルチ)になります。
プリアンプの比較の前に、現在私が使っているボリュームボックスの音を確認。
DACとパワードスピーカーの間に入れている植木氏製のもの。
植木氏は「作ったのは自分だけど、プリアンプと比べるべくもないガラクタ。」と言うが、”パッシブアッテネーター等の余計な回路等入らないほうが良い”というオーディオの行き方もあるし、(プリアンプ無用論もありますよね。)
プリアンプの導入で改善されるか確かめておきたかったのです。
はい、瞬殺でした。レンジが狭くて平板で分離が悪い。
音の増減ができることとの引き換えには劣化がひど過ぎます。
試聴用音源はブルーノートの45回転LP、SOMETHING ELSEの枯葉で聞き比べ。
カートリッジは私のオルトフォンのVMS20E(30年以上前のものとりあえずまだ音が出る・・)だったのですが、どうも冴えない。
オーディオテクニカのAT120Ea(これも古い・・)に替えるとすっきりした音に。自宅ではこれほど違いが分かりませんでした。
カートリッジの違いを明瞭に表現できることを確認。
もうこれでオルトフォンの出番は無くなるのか・・
2台とも同じ回路構成、筐体の振動対策、配線のノイズ対策徹底したものなので、そう違いは無いはず。
1号機は濃くて、少々ドロドロしたしつこい感じ。
2号機はすっきりした高品位な感じ。
差と言うか、違いと言うか・・・
そこで2台のアンプ位置を置き換えてみた。
実はSi師範の指示だったのですが、「そんなことで変わるわけ無いだろ~、めんどくせ~」と思いながら動かしたのですが、これが驚き!音も入れ替わった!
いつものことですがお見それしました~
元々の1号機の位置はスピーカーに近く、その影響が出たのか?
この繊細さに驚く反面、セッティングの難しさに思いやられる・・・
例会前に、この2台は月寒の某スタジオで徹底的に調整されており、
Se師範が「これはいいモノを手に入れたよ~、スタジオのスチューダーのミキサーとまではいかないけど民生品のアンプなんか目じゃないよ~」と耳元で囁く。
「マークレビンソン越えですかぁ~?」
「うん!まあ好みの問題だけどねぇ・・」と言ったかどうか?
次回は4月21日。
■再生のシステム
1,プリアンプ :
回 路:金田アンプ参考オリジナル回路
PHONO EQ AMP= FET差動2段DCアンプ+出力バッファー
FLAT AMP=FET差動2段DCアンプ
バランス出力=FET差動オペアンプ使用
入 力:PHONO=MC,MM切替
DAC
AUX
出 力:RCA、バランスXLR
サイズ:W=320mm H=80mm D=240mm
重 量:約5.4kg
2,メインアンプ :パワードスタジオモニター ADAM F7
3,スピーカー :F7
4,プレーヤー :
5,DAコンバータ:植木DACアナログ基板使用のDAC