第89回札幌オーディオ同好会

画像

10/24 恵庭

今回はクラウンのパワーアンプDC-300Aの比較試聴。

122236673_3184995621626096_8648071419557159626_o

試聴システム
・CDP ケンウッド製
・DAC 金田式改造型(PCM1794+IC不使用アナログ+バランスOUT回路+電源回路を個別に強化+
ノイズ対策)
・プリアンプ 金田式強化型(IC不使用チップ部品使用+電源回路を個別に強化+ノイズ対策)

・試聴用パワーアンプは
1号機、DC-300A2 クロ
2号機、DC-300A シロ 植木式改造

・スピーカー JBL 4345

・各装置の接続 CDP → DAC → プリアンプ → パワーアンプ →
4345 UEKI-LAB製PC-triple Cケーブル

122404365_3184995584959433_4136433165791676888_o

以下、主催植木氏のレポート

『・1号機、DC-300A2 クロ 120V動作
そもそもの性能とは、
DCパワーアンプCROWN(AMCRON) DC-300の性能は、折り紙付き
パワーアンプのレジェンドと呼ばれる名機で、主にレコーディングスタジオで使用され、楽器の音色を聞き分けるのに使われていた。

試聴感想
音が束になって飛んでくるように聞こえます。
全体てきな音域は広く感じますが、音が太く聞こえてきます。
いままでのアンプとは、音が全く違う
低音の抜けが、素晴らしかった

・2号機、DC-300A シロ 120V動作
1号機と回路は同じ音色も同じに聞こえる
植木チューニングの箇所(改造)
1、トランスの磁束漏れを封じている。鉛板と銅箔を使用
2、平滑回路の電解コンデンサを13500μから33000μへ交換
3、平滑回路の電解コンデンサの振動止める。鉛板を使う
4、基板の電解コンデンサを交換
5、信号線をPc-Triple Cのシールド線へ交換
※よく考えるとプロ用のスタジオ機器を良くここまで改造したねと言われました。
また、元通り以上の音質に戻らなかったレどうしていたの?
とも、言われました。

試聴感想
音が鳴って初めに感じたのは、「静かになった」です。
解像度が増して柔らかくなった。
帯域が広がって、より広帯域になった。

・1号機と2号機の比較
1号機は音色が荒いが、中音のまとまりが有って良いが2号機は、それが少ない。
その代わりに、より細かな音色になっている。
1号機と2号機のどちらが好みか?の質問に1号機が9人中5人でした

・皆さんの総評、
1号機、2号機のどちらでJBLの4345で良くなっている、音は聞いた事はない。
1号機は、46cmのウーファを完全制御していて気持ちが良い
2号機は、良く細かな音を聞かせてくれると言っていました。
どちらにしても方チャンネル150Wのパワーの力を見せつけてくれた。』

122377999_3184995648292760_5909992508336402625_o
私の感想、
1号機は、スピーカーの箱から音が離れ、平面的ではあるが、スクリーン状のステー ジが現れ、4345の重さの軛から逃れられた感じ。

2号機は、レンジが拡がった感じもあったが、低域が箱に貼り付いたみたい。
ステージは見えない。

このスピーカーでは圧倒的に1号機を好む。

植木氏渾身の改造もここでは”相性”の壁に阻まれた?

いずれにしても古いけどJBL4345を楽々ドライブするDC-300Aシリーズは凄い!

122479000_3184995591626099_2545534865916615388_o
ここから、大事なお知らせ。
8年近く原則月例会で行ってきた当会ですが、
植木氏の体調等により氏の主催は今回が最後となります。
氏によって毎月製作されるオーディオ機器を、百戦錬磨の毒舌のオジサン達が批評、非難時折賞賛するという趣味の会が長期間続いたことは奇跡的なことだと思います。
植木氏の旺盛な製作力と顕示欲のお蔭様であり、
比較試聴をメンドクサガル私のような者を容認してくれたことに、
この場を借りて御礼申し上げます。(言葉足りないかな?)

植木氏個人のパワーで推進してきた会なので、このまま閉店という選択もありましたが、出席者で協議し、細々不定期開催していこうということになりました。
冬季、コロナ禍ということもあり、次回は来春以降になると思います。

それまでは、大切な”趣味の灯”を消さぬよう、毎日音楽聴き続けましょう!

 

USBケーブル比較レポート

Facebookで知り合いになりました植木様より、USBケーブル二本お借り致しました!!!
プラスしてノイズ対策用のフェライトコアもあわせてお借りしております。

線材はオーディオグレードの線材でも有名なPC Triple-Cを使われているようです。

ポイントはなんと信号線と電源線を分離したセパレート式のUSBケーブルです!

今回は比較の為に信号、電源線一体型のUSBケーブル(普通のUSBケーブルですね)もお借りして比較してみました!

まずは検証したシステムのご紹介です。

トランスポートにカクテルオーディオのX50pro

DACにMYTEKのManhattan DAC2

パワーアンプにジェフローランドのModel 10

スピーカーはB&Wの804 Diamond
という組み合わせです。

USBケーブルはトランスポートのX50proからDACのManhattan DAC2に接続しています。以前より試しているオーディオクエスト ダイヤモンドのUSBケーブルよりかなり音質差を感じました!

USB電源同線
さて早速、電源一体型のUSBケーブルですが、非常に解像度高くて音に厚みがあります。
以前より試しているオーディオクエスト ダイヤモンドのUSBケーブルよりかなり音質差を感じました!
もちろん植木様のUSBケーブルの方が音が良いわけです!!

USB電源別線
続いて電源分離型のUSBケーブルですが、やはりと言いますか一体型より音質が圧倒的に上でした。
特に音の抜けとS/N感は比較になりません。

それと付属してて頂きましたフェライトコアですが、色々試しましたが個人的な意見では無いか、もしくは一個ぐらいが良さそうです。
つけ過ぎるとS/Nは良くなるのですが、その分エネルギー感が減る印象です。

アコリバなどにあるショートピンやターミネーターと同じでしょうか?
過ぎたるは及ばざる如し。
やり過ぎは何か違和感を感じました。

それと今回はPC Triple-cのより線との事ですが、個人的な感想としましては単線の方にも興味があります!
単線には単線の良さがあるので、違いが気になるところですね!!!

今回の総評といたしまして素晴らしい音質と感じました。
最近ではもっぱらお借りしている分離型のUSBケーブルにフェライトコア一つで聴かせて頂いております。

高いUSBケーブルももちろん良いのですが、自作したUSBケーブルもかなり良いし侮れないですね!!!

クエストのDiamondのUSBケーブルは10万前後ですが、それに匹敵するケーブルですね!!

植木様は今後販売もご検討されているとの事で、個人的には分離型USBケーブルであれば2〜3万ぐらいでも販売出来る価値はあると思いました。

今回は大変良い経験をさせて頂きました。
USBケーブルをお貸し頂きました植木様にこの場を借りて御礼申し上げます。

第77回 2019年4月20日開催  線種の音質比較

各ケーブルメーカーの主な線の音質比較。
・誰もが気になっていても、だれもがやらない!
・そんな手間のかかる事ってやってらんない。
・これを、皆さんが言うのです。
でも、どおしても知りたくて実験してしまいました。

「前置き」
とは言っても、そのケーブルの使用状況、チェック方法などを考えると何が本当か分からなくなってしまう。

「そこで」
格線種を0.4mmスクエアを約47cmに切って、DACとプリアンプの間の配線し交換して聞き比べ
IMG_0300
「チェク条件は?」
格線種を0.4mmスクエアを約47cmに切って、DACの基板出力RCA出力の間に評価基板を挿入して交換して聞き比べ
IMG_0298

「線種は」
①カナレ電気のOFCケーブルGS-6の芯線をばらして使用
②オヤイデ 102SS 内部配線用をばらして使用
③Pc TripleC SPカーブルをばらして使用
④モガミ 同軸ケーブル 2497の芯線をばらして使用
⑤ ③と④を半々で使用
IMG_0299

「比較内容」
ケーブル番号
高音から低音までのバランス 1~5
ステージの大き   1~5
ダイナミックレンジ 1~5
音の広がり 1~5
迫力 1~5
解像度 1~5
楽器(歌手の)タッチが伝わるか  1~5
その他感想

「試聴結果」
試聴の結果今後製作のプリアンプ他の内部配線は、③Pc TripleC SPケーブルをばらして数本を用途別に撚って使用することにしました。

「札幌オーディオ同好会」例会参加の皆様の評価
ホームページ  http://sapporo-audio.web01.jp/
開催のfacebook https://www.facebook.com/events/355301518672927/
スピーカは、W&BのCM-1 と レイオーディオのMM-10を使用
試聴曲
ピアノ GREEN SLEEVES(EIJI YAMAMOTO)
ジャズ Chet(Chet Baker)他ボーカルを使用
IMG_0301

①カナレOFC
②オヤイデ102SSC
③PC TripleC
④モガミ2794
⑤PC TripleC+モガミ 半々

①OFCの感想
STさん 聞きやすい
HKさん 一番良かった 点数3.0 ボーカルの子音がうるさくない
KMさん CM-1の時 選んだ
HRさん OFCダメ
MTさん 子音の出方が柔らかく自分好み

②オヤイデ102SSCは評価無し

③PC TripleCの感想
TKさん ③が一番よく聞こえた
HRさん ①④の良いとこどり 切れがある 点数 3.85
KMさん MM-10の時 点数 3.0 解像度は5
HKさん OFCの次に良かった 子音がうるさい
KMさん 点数 4.0
SKさん 点数3.17 トータルとしてはPC TripleCかな
SOさん 点数4.57 広がり・迫力・解像度・タッチが5点

④モガミ2794の感想
SKさん 点数3.0 このみはモガミ

⑤PC TripleC+モガミ 半々
SKさん 点数2.2
NKさん 点数3.58 特に迫力は5 解像度は3と5を選択

聴いて確認してみないと分からないものですね。

 

第87回札幌オーディオ同好会

6/27 厚別区民センター

コロナ禍で2月以降お休みしていましたが、ようやく再開。
今回は距離を確保できる区民センターの大きめの部屋。106188942_2842957779163217_8253565994223002163_o

先ずパワーアンプ
機材の積出で植木宅に訪れた。
部屋に入るとむわ~っと熱気が。
「え゛っ?暖房入れてるの?」
正体はこのバカでかい真空管のアンプ。
電熱器も兼ねられるという優れモン・・・
試聴すると、素っ気ない石のアンプと比べて、音場の広がり躍動感を感じた。
これは”違い”ではなく”差”だと。

なのに会場で鳴らすと、端正な石に比べて、ピアノに雑味が。
ここでは石が圧勝・・
う~ん部屋でここまで違うのか・・
会場での大音量だと粗がばれてしまうのか・・不可思議。

845という真空管の特性に起因するのかもしれないという説もあり、
石VS球いうより個体どうしの対決だったのかな・・

104429208_2842957675829894_3307984897460917453_o

新旧B&W
比べなければ大きな会場で朗々と鳴るCM-1で十分と思わさるが、
44年間使いつづけたケブラーコーンを新素材にかえたウーハー
上級機種と同等のネオジムマグネット駆動のツィーターを使う606に適正進化を感じました。
理詰めの秀才型でちょっと憎らしい部分もあるが、ブランド信仰やオカルティズムが跋扈する オーディオ会にあってB&Wは指標足りうるブランドなんでしょうかね。
劣化したビンテージの泥沼にはまった方は、一度B&Wを試すと洗脳が解けるかもしれない・・

植木製DACケーブル

コロナ禍で2月以降休会状態ですが、皆様如何お過ごしでしょう?
ステイホームにピッタリの趣味の王様”オーディオ”!!
再び脚光を浴びないかな~・・・

電線を変えれば音も変わることは、幾度となく体験しているが、”違い”はあっても”差”に感じることは稀。
”微々たる違い”に過ぎず結局メンドクサイ、ドッチデモイイと思っている。

というスタンスでありながら、気が付けば電源、信号等の各ケーブルは数世代変遷してきている。
これもオーディオ同好会主催の植木氏によるごり押し、否、啓蒙のお蔭様である。
またしても、植木氏から新作ケーブルを使うように命令、否、ご教導があった。
1589505424203

今回はDACケーブル。(写真の下がニューケーブル)
線材、ジャックばかりでなく、インピーダンス方面にも気配りしたモノ、以下算数できない系なので割愛。

試聴すると、イイ感じ、今回は”差”を感じる。
「竹内まりあ」は日本のポップとしてはマシな録音だけど、自宅システムだとラジオの音をスケールアップしただけの
詰まった感じがして、正対して大きい音量で鑑賞する質ではなかった。
それが、空間が広がり個々の楽器とボーカルが分離して作品の隅々が見渡せる感じ。
CDというパッケージに閉じ込める前のマスターの音とでもいいましょうか・・・

演奏内容はいいのに、今一つ自宅では音質に不満があった作品を聴いてみる。
「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」
従来だと高域がカンついて潤いに欠けていて、キューバのベテラン達のゆったり感が味わえなかった。
それがどうでしょう、演奏者の”間”を感じる。

「MJQラストコンサート」
これもなんか窮屈さを感じていたのが、ホールの広がりが出て、
解散コンサートにおけるメンバーの万感の思いまでもが感じるような・・

パッケージに詰込む前のマスターの音とでも言いましょうか、
”たかが1本のケーブル”如きでグレードが上がるのか・・

札幌オーディオ同好会 第86回例会

1/25 Cafe45 Records(札幌市豊平区平岸4条9丁目4-1)

年明けは新会場のCafe45 Records。

お店のスピーカーROGERS LS3/5Aと植木氏のB&W CM1の対決。

システム紹介
CDプレーヤー:SONY BDP-S1500 BRプレーヤー 振動対策済み
DAC    :植木式 最新DAC
プリアンプ  :植木式 最新プリアンプ
パワーアンプ :植木式 パワーアンプ  D-75A 植木改造
スピーカー  :ROGERS LS3/5A  B&W CM1 + FT-96H

83832984_2503784899747175_928928218407239680_o
昨年、植木氏と当店を訪れた時にロジャースのスピーカーが鳴っていた。
一度聞いてみたかったBBCモニタースピーカー!!
古いポップスがなんとも言えないしっとりした音色、音楽製作者の意図が反映された鳴り方に聴こえ これは良いかも!!とかなり前のめりになった。
ただ、ECM(キースのトリオ)の透明感が出ていなかったのが気になった。
調教(?)でその辺が改善されるのなら・・
物欲が膨らみだした・・

ということで、個人的にかなり気持ちをもっこりさせて臨んだ例会。
高解像の植木システムにつながれて出てきた音は・・・
う~ん、残念!!
LS3/5Aには酷な大音量とは言え、低音がモコモコいうだけでベースのラインが再現できない。
中高域も艶がない・・

B&Wならその辺無難に表現できてる。

第一印象が素晴らしく、購入まで考えたが、B&W CM1と比べたら”違い”ではなく歴然たる”差”を 感じた。
82986554_2503784883080510_5410241930493689856_o

薄暗いところなら色気も雰囲気もある昔のフィルム時代の美人女優を
明るいところで曝してしまったような哀しさなのかしら。

鳴らし方次第では、味わいも楽しめると思うが、CM1にノックアウト負けしているようではなあ・・

伝説に彩られた歴史的名器を愛好するというのもオーディオ趣味の一つではあるが、 冷静、客観的に聴き比べると伝説のベールがはがれてしまう。
ビンテージ機器には残酷なことですねえ。
83322624_2503784766413855_6443818517421621248_o

札幌オーディオ同好会 第85回例会

12/21 最後のらんぷうぇい
80709084_2432151600243839_5648797561008422912_o
今回は忘年会。
会場のらんぷうぇいが年内で移転クローズ。
お爺さん達の溜り場として7年以上使わせてもらった。
オーナー山田ご夫妻にまず感謝のセレモニー。

個々が今年を振り返ってショートスピーチ。
ショートのはずがやっぱり長くなる・・
でもまあ趣味のことで延々と語り合えるのは、案外少ないし一番楽しいことなんでしょう。
80369140_2432151190243880_8643436192152420352_o

この中では”年少”の私、またジジの長話かあ~思いつつ参加したけど、
結局最後まで居残って(15時~20時)、しゃべり続けていました。
それもしらふで・・

来年は1/18 ではなく 1/25!!!
新会場 Cafe45RECORDS(豊平区平岸4条9丁目4-1)で!
(ロジャースのスピーカーありやすぜ!)

よいお年を!!!

札幌オーディオ同好会 第84回例会

11/16 らんぷうぇい

今回は、植木氏の新作プリアンプ。

システムは、

プリアンプ:植木製の新・旧作
パワー・アンプ:T氏のクラウン D-75改
スピーカー::N氏の B&W CM1 専用スタンドあり

75650521_2361922670600066_916589945596936192_o

76638487_2361922873933379_2136720249502826496_o
新作プリアンプなんですけど~、当日になっても未完成で会場で半田ごていじっている状態。
おまけにスピーカーケーブルはないし、グダグダの始まり。
毎回機器を準備するのは大変なことは承知しておりますが、
もう少し段取りちゃんとしましょうねえ~、植木さん!!

75588176_2361922850600048_5565832747198447616_o

そんなドタバタの中で強行完成させた新プリアンプ。
会場で初めての通電、繋がれる機材のオーナーは気が気ではなかったろうが、無事起動。

出てきた音は、おっ!明らかに一段階向上したもの。
今までよりも細やかでありながら聴き疲れしない・・
ここでは上手く鳴らないJポップもちゃんと聴ける。
詳しいことは不明ですが徹底的なノイズ対策と小さくて質のいい素子を使ったモノらしいです。
(算数できなかった子の文なのでご容赦・・)

78079661_2361922950600038_7186145817160318976_o

長年馴染んできた会場「らんぷうぇい」が新ビル移転のため当会の使用は来月が最後になります。
音響的には癖があり一筋縄ではいかない空間で、私のJBL4312なんてクソみたいな音しか出ませんでしたが、
場所柄とオーナー山田さんのお人柄の良さで、なんと7年に渡ってオジサンの楽園として楽しい時間を 過ごさせていただきました。
心から感謝申し上げます。

次回は12/21 忘年会(ラスト、らんぷうぇい!!!)

札幌オーディオ同好会 第83回例会

10/19 らんぷうぇい

今回は、船木氏のシステムとカートリッジの試聴。

72476825_2297426120383055_1556907034706706432_n

船木システムは、
プレーヤー:モーター DENON DP-80、アーム SME1012R
プリアンプ:自作 プリアンプ
フォノ・イコライザー・アンプ:自作 MC/MM 対応
パワー・アンプ:自作 出力段MOSFET 45W+45W
スピーカー::B&W CM1 専用スタンドあり

75110325_2297426207049713_647025858090893312_n

プレーヤーは就職して直ぐに購入し、もう30年以上愛用されている。
回り道したまま、袋小路に入ってしまい、中途半端なオーディオにとどまってしまう方が多い中で、最初から一番いいモノを入手するというのは、一番賢いやり方ですね。

船木システムの音は、すっきりしてどんなジャンルでもいけるところでしょうか。
オーケストラから昭和歌謡まで、機器の音に捕らわれずに自然にレコードをかけまくりたくなる。
面白味が無いと思ってたB&Wも、好きになってきたような・・・
75418158_2297426043716396_1888875979116380160_n

カートリッジの効き比べ
船木様提供 DENON DL-103, DL103R、 Shure V15-TypeIII, V15-TypeVI
山田様提供 オーディオ・テクニカ AT-120E/G、 EMPIER 4000 D/I、ortofon        FF15X Mk2、他
塩崎氏提供 オルトフォン 古いタイプのMC(型番失念・・)
櫻田提供  シュアー ホワイトラベル(DJ用)

DL103 安定して、バランスも良く、過不足を感じない日本のスタンダード。
V15-TypeVI 針はJICOになっているが、MM最高峰は変わらず。
(個人的にV15-TypeIIIより現代的で好き。)

ホワイトラベル TypeVIのあとでは全く良いところなし。
(自宅ではテクニカよりいい音)

オルトフォンMC 10年振りの音出しとは思えない、弦の艶が出る。
バスドラはいまいちなんだけど、それを感じさせない鳴り方。

AT-120E/G 色気は無いが、情報をちゃんと拾いかっちりりした音。
(私テクニカ贔屓)
4000D/I 当時値引き率が高くて誰もが手にした真鍮ボディ。
古いけどいい意味で普通。アコギの弦の艶は、やっぱアメリカン。

FF15X 音像が中央にお結び型に定位。広がりなし、と言ってモノラルでもな
い。なんだこれ?不思議なまとまり。

TypeIII ジャズは良いんだけど、モノによってはシャカシャカ感が。
オールマイティでは無かったのね。

他にノーブランド(針はナガオカ) まあ鳴ります・・・

印象に残ったのはTypeVIとオルトフォンMC。
ただオルトフォンはマッキントッシュ等と共通する”おやじたらし”的要素を感じる。
ビンテージ系名機の持つ”ドヤ感””老舗のいやらしさ”とでも言いましょうか・・ワカッテモラエルカナ?

72612647_2297425970383070_4203138902346694656_n
電線地獄(?)から解放され、ようやくおらでも分かり易いカートリッジに。
おらにしてみれば”電線”は「塩」、カートリッジは「だし」で音源との相性なども判別しやすく楽しめた。
この話を職場の同僚に話したら、「はあ~電線の効き比べ??はあ~レコードの針の効き比べ??」と言われた。
「電線」はさすがに”超変態”だと日頃苦言を申し上げてきたが、
「レコードの針」も一般社会では十分”変態”さん扱いであることを知った・・・
トホホ。

札幌オーディオ同好会 第82回例会

9/21 らんぷうぇい

今回は、私、櫻田所有のアダム F7 と 植木システムの比較です
2017年3月28日に私が植木プリを導入し時にF7を再生しました。
この時は、安価で小型ながら澄んだ高音と割としっかりした低音のF7が好評でした。
あれから2年半たって、どの程度成長しているのか?
植木システムと勝負できるのか?
を、試聴することに。
70593441_2245842998874701_8277847820002656256_n

70887389_2245842825541385_600714638782365696_n

1、アダムのF7の再生システム
 植木製プリアンプ+F7+植木製電源タップ+植木製XLRケーブル。
 気合い入れてサブウーハーも持ち込みました。
 サブウーハーがあるとF7の負担が減り高域もスムースになるので。

 いつも聴いている音なので、オーナーとしてはこんなものかなとしか思えない。
 高級な音ではないが、十分音楽を楽しめると思います・・・ 

 アダム社には、上級のAシリーズがあり、こちらがアビーロードスタジオ等で使われている。
 Fシリーズはその廉価版なので、どこかコストダウンしているのでしょうねえ。
 Aシリーズ聴いてみたいような、聴かない方が幸せのような・・・

71637865_2245842968874704_1558086119193575424_n
2、植木氏の再生システム
 植木プリアンプ+100Wパワーアンプ+B&W CM-1他
 
 前回B&W CM-1の高域がキラキラし過ぎているように聞こえたが、今回はそうでもなく、バランス良く聞こえた。

F7とCM-1、優劣は付け難い・・安い分(F7はパワーアンプ内蔵で4万円、CM-1は6万円位?)F7かな。
 いずれにしても、この音質、サイズ、価格、普通に音楽を楽しむには十分ですね。
 これ以上を望むと果てしない”沼”が待っている・・

 しかし、その沼にはまってしまったオジイサン達がここに集うのですが・・・怖。